「成長記録5 ペーパーレスって本当にいいの?~デジタル化と記憶力~」
みなさまこんにちは!
最近、漢字を思い出すのに時間がかかることが多く、大焦りしているこえだです泣
突然ですが、みなさまの記憶力は良い方でしょうか?
わたくしは学生の頃から、書かないと本当に覚えないタイプでして、暗記物は全てルーズリーフなんかに走り書きをしてテストを乗り越えていた記憶があります。
さて今回はペーパーレスと記憶の関係についてお話をしていきたいと思います。
このコラムでペーパーレスの及ぼす影響を知っていただき、情報発信において適切に導入していただければと思います
まずはペーパーレスと記憶力について探っていく前に、あらためてペーパーレス化の目的についておさらいしていきましょう
ペーパーレスの目的とは?
・デジタル化の推進
これまでのコラムでも何度か触れてきましたが、デジタル化がここ数年で急成長しています。
私自身もガラパゴス携帯からスマートフォンに移行したのを目の当たりにしているのでデジタル化の成長はしみじみ感じております・・・
ペーパーレス化を導入することでDX(デジタルトランスフォーメーション)の入り口になり、現在よりもさらにデジタル化の推進になります。
また、デジタル化の成長に伴って紙を使用していた時のワークフローから脱却して、業務の効率化や生産性の向上のためにペーパーレス化が導入されています。
・働き方改革推進のため
現在、日本では労働環境の改善を図っています。
そのためには、業務の効率化や、労働時間の短縮を実現させなければいけません。
そこでペーパーレス化を導入することで幅広い業務の効率化につながるため労働時間の削減につながります。
・環境保全・SDGsのため
紙は主に木材が原料になっているため、もちろん使用量が多ければ多いほど地球環境の破壊につながってしまいます。
ペーパーレス化は環境保全の観点からも意義があるのですね
それでは今度はペーパーレス化と記憶力の関係についてみていきましょう
ペーパーレスは記憶に残らない?
脳科学者の篠原菊紀さんが会議におけるプレゼンテーションを題材に、手元の資料が“紙”の場合と“タブレット”の場合とで脳活動に差があるかどうかを調べる実験を行ったといいます。
結果としては、プレゼンの後に実施した内容確認テストでは、紙の資料を見たときの平均正答率はタブレットで資料を見ていた時の回答に比べて約11%も多かったそうです。
そしてもうひとつ。
「9-4=5」のように、1桁同士の四則演算の式とその答えがセットになったものが100個以上あり、おおむね計算は正しいが、ところどころにある「3×8=27」のような計算間違いを60秒間で「〇」か「×」で答えるという実験を行ったそうです。
結果については、答えられた回答数とそのうちの正答数は、いずれも紙の場合がパソコンの場合より7%ほど多かったそうです。
これについて篠原さんは「紙ベースでの情報とデータベースでは、どういうわけか脳の処理系が異なっているようで、タブレットで見る資料は『画像的な理解』に向き、紙の資料は『言語的な理解』に向くらしい」と考えているそうです。
【参考】そのペーパーレス、本当に正解? 脳科学で解き明かす「紙とデジタルの知的生産性」|日経BizGate (nikkei.com)
また、人間の脳は情報を視覚、聴覚、触覚などの様々な経路で処理するそうなのです。
データベースで情報を取り入れると、ほとんど視覚のみの経路で、他の経路で情報を処理することがありません。
それと比較して、紙ベースで情報を取り入れるときは、視覚以外にも紙の厚みや質感、重量などを触覚で感じ、他にも些細ではありますがページをめくる音なんかも聴覚として経路のひとつになっているかもしれません。
このようにデータベースで情報を取り入れるときよりもはるかに多くの神経経路を使用して多角的な情報の処理が可能になります。
以上のことからデータベースの情報は紙ベースの情報と比較して記憶に残りづらいと感じるのです
情報にあった最高のパフォーマンスをしよう
ペーパーレス化について目的と記憶力との関係についてお話してきましたがいかがでしたでしょうか?
もちろん、働き方改革も環境保全も重要視し、積極的に取り組まなければならない問題です。
ですからペーパーレス化の推進も図っていかなければならないのも事実です。
どの情報をお客様に強く伝えなければならないのか。
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私たちはあなたの伝えたいを全力でサポートいたします。
(文 藤木柚稀)
藤木柚稀
見た目は華奢で、通称こえだちゃんと呼ばれるも心は大木(たいぼく)
持ち前の明るさとガッツでお客様をハピネスにする特技を持つ
舞浜で犬も歩けば、こえだに当たるという程のディズニー信奉者
趣味はディズニー、カメラ、楽器演奏、一人旅。
我が社の最年少ニューフェイス