郵便料金の割引?~お得にDMを郵便で送る為の方法を解説~
郵便料金にも様々な割引があることはご存じでしょうか。
知識があっても難解と話題(すみません)!の郵便料金について解説します。
郵便割引は「郵便局の手間を減らすことで割引が加算されていく」のが基本となります。
この内容はご依頼いただく際は、こちらに任せていただいて良い内容です。しかし、知識が「あるかないか」では考え方も変わる内容かと思います。
法人・大口向けの郵便割引として大きく分けて以下の3つがあります。
それぞれ以下で紹介している最大割引率が適用されると…
広告郵便物割引
封書の定形内郵便が50,000通×¥84=¥4,200,000
これが広告郵便物割引適用で30%オフとなり、割引額¥-1,260,000になります。
区分郵便物割引
封書の定形内郵便が50,000通×¥84=¥4,200,000
これが区分郵便物割引適用で12%オフとなり、割引額¥-504,000になります。
バーコード付
郵便物割引
封書の定形内郵便が50,000通×¥84=¥4,200,000
これが区分郵便物割引適用で3%オフとなり、割引額¥-126,000になります。
※他にも実はあります。
広告郵便物割引
広告郵便物とは、チラシやDMに代表される「商品の広告」「役務の広告」「営業活動に関する広告」を目的とした郵便物です。これが「同一内容で大量に作成された印刷物」であれば、広告郵便物割引が適用されます。
利用する上でのポイント
メリット
・他の割引くらべて割引率が高い。条件によっては料金が8%~43%の割引に。
・バーコード割引との併用が可能(区分は利用条件に含くまれる)。
デメリット
・利用条件が一番厳しい。
・届くスピードが通常の郵便物より遅い(送達日数三日猶予が条件に含まれる)。
利用条件
ご紹介の3つのなかでは、特に厳しい条件が設定されています。
事前の承認 | 予め郵便局へ見本と提出書類で承認を得る必要があります。 |
---|---|
郵便物の種類 | 封書(定形郵便物、定形外郵便物)、通常はがき、往復はがきで「商品の広告」「役務の広告」「営業活動に関する広告」を目的とし、同一内容で大量に作成された印刷物。 |
差出通数 | 形状、重量が同一のものを同時に2,000通以上。月間割引の場合は同時に2,000通以上、かつ1か月に1万通以上。 |
支払い方法 | 料金別納、料金後納、料金計器別納。月間割引の場合は料金後納のみ(料金を後納する料金計器別納を含む)。 |
事前区分 | ①受取人の住所・居所の郵便区番号ごとに区分。②交付する用紙(付箋)に上記①の郵便区番号を記入し、承諾される送達日数に対する余裕の程度に応じて「特割」「特々」のいずれかを朱記して郵便物とともに把束。 |
配達日数 | 送達に「特割」(標準+3日程度)を持たせる。追加で「特々」(標準+1週間程度)の条件を満たせれば、さらに割引。 |
バーコード 割引加算 |
所定の住所を表すバーコード記載することで追加割引が可能。 |
実例
実際に対象になるもの、ならないものを列挙します。
適用例:キャンペーンやバーゲンセールの案内、通信販売の広告、展示即売会の案内、会員加入の案内など。
適用外:請求書、納品書や広告を主目的としない年賀状、暑中見舞い等の挨拶状、広報誌、各種会合の案内など。広告でも個人情報が記載されているもの(経理関係の書類・規格PR誌・政治、宗教広告・求人広告等)
割引率
ここでは、5万通までの範囲で記載します。
基本割引率
都度割引 | 月間割引 | |||
---|---|---|---|---|
差出通 | 割引率(封書) | 割引率(はがき) | 割引率(封書) | 割引率(はがき) |
2,000通〜 | 12% | 8% | ||
3,000通〜 | 15% | 11% | ||
5,000通〜 | 18% | 14% | ||
7,500通〜 | 19% | 15% | ||
1万通〜 | 21% | 17% | 20% | 16% |
1.5万通〜 | 22% | 18% | ||
2万通〜 | 23% | 19% | 22% | 18% |
3万通〜 | 24% | 20% | ||
5万通〜 | 25% | 21% | 24% | 20% |
特別割引
条件 | バーコードあり | バーコードなし | |
---|---|---|---|
定形郵便はがき | 定形郵便 はがき |
定形外 郵便 |
|
①地域区分局等に5万通以上差出 | 4% | 1% | 3% |
②①+送達⽇数7⽇猶予 | 5% | 2% | 4% |
③地域区分局等にロールパレット等に納⼊で20万通以上差出 | 5% | ||
④③+送達⽇数7⽇猶予 | 6% | ||
⑤バーコード付き | 3% |
※地方区分局とは:他局向けに郵便物を中継する機能を持つ郵便局。大きな郵便局のことです。
※2022年12月現在の割引率です
区分郵便物割引
区分郵便物とは、事前に郵便番号ごとに仕分けされた郵便物のことです。この区分けがされることで郵便局の手間が省けるため、料金が割引されます。
利用する上でのポイント
メリット
・事前申請の必要がない。ただし、専用の申込書があり。
・追加条件を満たすことで割引率がアップ。
・送達日数の猶予は必須ではない。
デメリット
・郵便番号ごとに区分けることが必須なため、個人では難しい。
・追加条件を満たさないと割引率が低い。
利用条件
広告郵便割引ほどではないですが、利用条件は多くあります。
事前の承認 | なし。専用申込書はあり。 |
---|---|
郵便物の種類 | 封書(定形郵便物、定形外郵便物)、通常はがき、往復はがき。 |
差出通数 | 形状、重量が同一のものを同時に2,000通以上。 |
支払い方法 | 料金別納、料金後納、料金計器別納。 |
事前区分 | ①受取人の住所・居所の郵便区番号ごとに区分。 ②交付する用紙(付箋)に上記①の郵便区番号を記入し、承諾される送達日数に対する余裕の程度に応じて「特割」「特々」のいずれかを朱記して郵便物とともに把束。 |
配達日数 | 追加で送達に「特割」(標準+3日程度)、「特々」(標準+1週間程度)の条件を満たせれば、さらに割引。 |
バーコード 割引加算 |
所定の住所を表すバーコード記載することで追加割引が可能。 |
割引率
以下に表で割引率を記載します。
基本割引率
住所の郵便区番号ごとに区分 | 差出郵便局が指定する区番号ごとに区分 | |
---|---|---|
差出通 | 割引率 | 割引率 |
2,000通〜 | 3% | 1% |
1万通〜 | 4% | 2% |
5万通〜 | 5% | 3% |
10万通〜 | 6% | 4% |
※往復はがきの場合は、それぞれ2分の1の割引率
※2022年12月現在の割引率です
特別割引
以下の条件に当てはまると、割引率が加算されます。また、バーコードの有無、送達日数等で割引率が変わります。
条件 | バーコードあり | バーコードなし | |
---|---|---|---|
定形郵便はがき | 定形郵便 はがき |
定形外 郵便 |
|
①送達⽇数3⽇猶予 | 5% | 2% | 2% |
②地域区分局等に5万通以上差出 | 4% | 1% | 3% |
③②+送達⽇数7⽇猶予 | 7% | 4% | 6% |
④地域区分局等にロールパレット等に納⼊で20万通以上差出 | 5% | ||
⑤④+送達⽇数7⽇猶予 | 8% | ||
⑥①+② | 6% | 3% | 5% |
⑦①+④ | 7% | ||
⑧バーコード付き | 3% |
※地方区分局とは:他局向けに郵便物を中継する機能を持つ郵便局。大きな郵便局のことです。
※2022年12月現在の割引率です
バーコード付き郵便物割引
バーコード付き郵便物は、宛名欄の住所を表したバーコードが印字されている郵便物のことです。宛名欄で見たことありますでしょうか?バーコードというよりは、不思議な模様のようなものです。これ読み取ることで作業効率をアップできるため、郵便料金が割引されます。
利用する上でのポイント
メリット
・条件が一番優しい。
・送達日数の猶予は必須ではない。
デメリット
・バーコードの生成、印字ができない場合がある。
・割引率は低い。
利用条件
ご紹介の中では、利用条件が一番優しい。
事前の承認 | なし。 |
---|---|
郵便物の種類 | 厚さ6mm以下で郵便物の柔軟性やミシン目の規格に加えて、封筒の材質等が一定の条件を満たす封書(定形郵便物、定形外郵便物)、通常はがき、往復はがき(市内特別郵便、官製はがき、選挙運動用通常はがきは対象外)また、重量が2グラム以下の薄すぎる郵便物は、厚紙に貼り付ける必要あり。 |
差出通数 | 形状、重量が同一のものを同時に1,000通以上。 |
支払い方法 | 料金別納、料金後納、料金計器別納。 |
印字 | 住所を表す所定のカスタマーバーコードが必要 |
割引率
1パターンのみとなります。
基本割引率
差出通 | 割引率 |
---|---|
1,000通〜 | 3% |
※往復はがきの場合は、それぞれ2分の1の割引率
※2022年12月現在の割引率です
郵便割引として代表的な3つを解説しました
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